シックハウスを防ぐには
シックハウス症候群を防ぐためには、VOCを使わない家に住めば良い。
これほど分かりやすい予防策はありません。
しかし、現代において、家を建てたり、リフォームしたりする時に、VOCの含まれる建材を全く使わないということは難しい話ですし、使わないことができたとしても、コストが跳ね上がってしまいます。
また、VOCは住宅の建材からだけではなく、タバコの煙や冷暖房器具、新品の家具からも少しずつ放出されていますので、住宅の建材だけにこだわったとしても、敏感で免疫力が低下している人にとっては安心することができないことになります。
リフォームの場合にも、建材を新しくすることは珍しくありません。
シックハウス症候群は事前に対策を取ることが最も重要とされています。
新築やリフォームの場合であれば、建材のVOCが低いものを用いる、常時換気システムを設置するなど、家を建てたりリフォームしたりする前に対策を取ることが、シックハウス症候群を未然に防ぐ一番の近道になるのです。
現在住んでいる家で、明らかにシックハウス症候群と見られる症状に悩んでいる場合には、リフォームで建材を替え、シックハウス症候群を軽減するという方法もあります。
新築で家を建てた直後は、低濃度のVOCを建材に利用したとしても、室内のVOCの濃度は最も高くなります。
ですから、入居後は換気をこまめに行う、常時換気システムのスイッチを必ずONにしておく、などの注意が必要です。
リフォームの場合も同じですが、家の一部をリフォームする場合、家に住みながらリフォームの工事を進めていくことも多いことでしょう。
この場合には特に注意が必要で、換気をいつも以上にこまめに行って、事前の対策を取りましょう。
一度VOCに過敏になってしまった体は、他の化学物質にも反応しやすくなるといわれています。
ですから、事前にシックハウス症候群にならないための対策が必要なのです。
業者がどのような対策を取るかの確認も必要になります。
- 次のページへ:カラーコーディネート
- 前のページへ:シックハウスの原因
当サイトに掲載されている店舗情報、営業時間、などは、記事執筆時の情報です。最新情報はオフィシャルサイトにて確認していただければと思います。